2012年12月11日

薬を正しく飲んでいますか?

 病院から処方された薬の半分は正しく飲まれていないとの報告があり、医療資源の有効利用の観点から大きな社会問題となっております。医療費に占める薬剤費は24.6%であるとの試算があり、平成21年度の薬剤費は8.86兆円になります。これより推察すると4.43兆円が無駄になったことになります。
 正しく飲まれていない原因はいろいろありますが、服薬することを忘れたとの一言では説明できない状況が考えられます。その原因を見ると、

@
 
紛失した
A薬が多すぎる
B薬の管理ができない
C自分の病状を理解できない
D処方された薬の効果が信頼できない
E症状の軽減,変動,または消失で中止した
など等です。また認知症も原因の一つで、特に対策が必要です。

 
 私は一日に七種類の薬を服用しています。飲み忘れや、飲んだ記憶が定かでないことも度々ありましたので、ピルケースを使用することにしました。服薬の状況が目視で直ぐに確認できるので、今は正しく薬を飲むことができる様になりました。
 ピルケースはいろいろな製品が市販されており、個人でできる簡単な、飲み忘れ対策です。


by Honda

posted by ドクター at 10:23| | 更新情報をチェックする

2011年08月05日

神経系に作用する薬

 ここ1〜2年、
神経系に作用するの販売が続いています。

ざっと挙げても、

 ● 抗うつ薬
   √ SSRI
     (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
   √ NaSSA
     (ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬)
   √ SNRI
     (セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

 ● アルツハイマー型認知症治療薬
   √ コリンエステラーゼ阻害薬
   √ NMDA受容体拮抗薬

 ● 疼痛制御作用を有する薬剤
   √ 慢性疼痛治療薬
   √ 末梢性神経障害性疼痛治療薬
                       などがあります。

   私が医者病院になったころは、
  抗うつ薬は種類も少なく、さらに“うつ病”の認知が
  今とは比べようもなく低かったため、
  うつ病の薬物療法は今より敷居の高いものでした。

   また、痛みの治療に関しても、内科領域では
  消炎鎮痛剤と麻薬製剤しか無かったため、
  消炎鎮痛剤が効かない患者さんの治療が困難と
  なっていましたバッド(下向き矢印)

   しかし、神経研究の進歩により様々な新薬が
  発売され、痛み治療やうつ病、認知症の治療に
  様々な薬剤の選択肢が増えたことは
  歓迎すべきことだと思いますハートたち(複数ハート)

   興味深いのは、
  上記の薬剤は保険適応の関係で
  処方可能な疾患こそ決まっていますが、
  SNRINMDA拮抗薬などは、
  海外では痛みに対しても効果があると
  アセスメントされていますし、
  慢性疼痛治療薬はSNRI様の作用を
  有しています。
  
   このことから
  神経機能及び神経ホルモンの多様性が
  垣間見えますし、患者さんの病態を考え、
  これらのをどう処方するかに、
  処方する側のセンスが問われそうですあせあせ(飛び散る汗)

                                    By:Sagami



posted by ドクター at 15:23| | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

肺炎球菌ワクチン

   肺炎球菌ワクチンをご存知ですか?

  新型インフルエンザが流行したため、
 ワクチンの有効性が良く知られるように
 なりました。

  肺炎球菌ワクチンというのは、
 肺炎球菌という細菌によって引き起こされる
 感染を予防するワクチンです。

  そのため残念ながら、肺炎球菌以外の原因の
 感染症に対しては、予防効果はありません。

  それでも、市中肺炎の最も頻度の高い重要な
 病原菌が肺炎球菌です。

  また、インフルエンザウィルスにも多くの種類が
 あるように、肺炎にも80種類以上の型があります。

  そのうち、このワクチン接種で、
 23種類の型の肺炎球菌に対して
 免疫をつけることができ、5年間有効ぴかぴか(新しい)です。

  病院特に呼吸器疾患などのある
 80歳以上の患者さんには
 肺炎球菌ワクチン接種をおすすめいたしますわーい(嬉しい顔)

                                   By Nishimaki
posted by ドクター at 16:58| | 更新情報をチェックする