2013年03月05日

睡眠障害

 ここのところ、睡眠への注目が増しており、睡眠障害がちょっとしたトピックになっています。


 睡眠障害は、厚生省の統計では20%程度の割合で存在し、かつ老若男女を問わず認められる(実際の有病率は高齢者の方が多くなるのですが)、まさに“ありふれた”病気です。

 

 近年、睡眠と他の病気との関連が生活習慣病中心に検討されてきています。例えば、夜間血圧の高い方で夜間の睡眠が改善すると、夜間の血圧が正常化することが報告されています。また、睡眠障害を人為的に起こした群ではインスリンの効き目が悪くなったりするという報告も出てきています。さらに、糖尿病に長く罹っている方、糖尿病のコントロールが悪い方は、より睡眠状態が悪化する傾向が見られることも解ってきています。


 睡眠障害と生活習慣病はお互いに影響を及ぼしていることが示されつつあり、良眠の重要性がますます注目されています。

 

病院での睡眠障害の薬物治療は、元来主としてベンゾジアゼピン系睡眠導入剤を使い加療を行っていましたが、近年生理的な睡眠を惹起するメラトニン作動薬などの新しい睡眠薬が発売されてきました。睡眠薬もより生理的かつ低副作用のものが選択できるようになり、より肌理の細かい治療が可能となっています。



by Sagami

posted by ドクター at 09:08| 病気 | 更新情報をチェックする