2013年09月09日

ピアスのトラブル

 ピアスの装着が一般的になり、トラブルも増えてきています。

 

 

 穴開けの位置は耳垂の輪郭線より3o以上離したほうが安全です。輪郭に近接していると重量のあるピアスを装着した時に裂けて耳垂裂を作ってしまいます。耳介の軟骨部に開け感染を生じると軟骨炎軟骨膜炎となり耳介の変形を生じることがあります。


 穴開けした後は感染を防ぐためにシャワーなどによる洗浄を毎日行うことが重要です。毛髪は汚れが付着しやすく、穴開けしたところにかからないように纏めると感染の危険が減少します。消毒は感染を防ぐ意味はなく、かえって消毒剤による炎症を起こすことがあります。抗生剤入り軟膏の塗布も洗浄の際に汚れを残す原因になります。


 穴開けから6週間ほどで上皮化しますが安定するまでには半年ほどかかります。この間はピアスを挿入するときに傷をつけやすく、装着しない期間があると穴が縮小してしまいます。

 

 穴が完成した後も乱暴な装着で傷つけたり、皮膚が浸軟した状態が続くとピアス皮膚炎が生じやすくなります。ピアスの装着を中止し、状態によりステロイド軟膏の塗布を要します。

 

 

 ピアス孔のトラブルが続くと、肉芽腫様皮膚炎、肥厚性瘢痕、ケロイドなどが生じやすく、外科的切除、術後長期の局所の圧迫などを要するようになります。



 トラブルの発生した例

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IMGP1312.JPG

 

 

  術後 1ヵ月後

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  さらに 1ヵ月後

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 専門医を受診することで、写真のようにきれいに治療が可能です。

 

 不安やトラブル等ありましたら早めの専門医受診をおすすめいたします。

 


by Hirano

posted by ドクター at 10:42| その他 | 更新情報をチェックする