2011年12月15日

COPDについて

 今回は、テレビで和田アキ子さんが受診を勧める
COPD(慢性閉塞性肺疾患)についてです。

 タバコなど有害物質を長い間吸っていると
肺の気道や肺胞などに炎症をおこし、
病状のです進行性の疾患です。

 症状は、慢性の咳や痰、動いた時の息切れなどです。
炎症がおきると気道の粘液が過剰に分泌され、
咳や痰が慢性的に続きます。
更に、吸った空気が充分に吐き出せなくなり、
肺が過膨張となって、息切れや呼吸困難となります。
ただ、症状がでるのは、重症になってからのことも
多く、気付かずに進行していることもあります。

 診断は、胸部X−P、肺機能検査、胸部CT、
動脈血ガス分析など、総合的に行ないます。

 治療は現在のところ、肺そのものを元に戻すものは
ありません。そのため、症状の改善や疾患の進行抑制、
合併症の予防、生命予後の改善などが治療の目標に
なります。

 禁煙、薬物療法、呼吸リハビリ、栄養指導、
酸素療法などが主に治療です。

 まず、タバコをやめることが肺機能の低下も
COPDの進行も抑制し、咳、痰などの症状も
改善させられます。現在、禁煙外来では
内服テープ・ガムなども充実しており禁煙率も
上がっています。

 薬物療法の中心は、吸入の気管支拡張剤です。
患者さんの症状、重傷度にあわせて、単剤から
多剤併用にします。

 現在、日本人の8.6%、40歳以上の約530万人、
70歳以上では、約210万人が罹患していると考えられて
います。40歳以上で20年以上喫煙している方、タバコを
吸っていて、咳や痰がずっと続いている方、同年代より
歩くのが遅いなどの症状のある方、どうぞ受診して下さい。

                                   By:Nishimaki


posted by ドクター at 14:58| 健康 | 更新情報をチェックする